2011.6.6
vol.7 ママさん書家 埜口ユウカさん
2児の母であり、自身で書道教室も持つ埜口ユウカさんに、書家としての経歴から子育て、クライアントとの関わり方などについてうかがいました。
書道一筋27年!何よりも書が好き。
埜口ユウカさんプロフィール
書道歴27年。大東文化大学卒業。
読売書法展 秀逸 他(現在無出品)
日本書芸院 無鑑査(師範、教師)取得(現在無出品)
書道研究 璞社 理事(書源社 成範、師範)
徳島県展 奨励賞 他受賞
徳島県書道展 無鑑査
プロフィールページ
本日はお時間をいただきありがとうございます。
まずは、書家を志したきっかけから教えてください。
小学校1年生から習字を習い始め、27年間書道を続けています。
高校生になって多くの賞をいただくようになり、書が本格的に好きになっていったんですが、高校2年生の頃に書道の先生から書道で大学に進学をすることを勧められて、大学で専門的に学ぶ事になりました。
大学に書道学科があるんですか?
大東文化大学の日本文学科で書道を専攻していましたが、私の卒業と同時に書道学科が設立されました。
地元の徳島にも書道が有名な大学があるのですが、色々な社中(書道家の流派・団体)を見てカルチャーショックを受けたいと考えたのもあり、書道の有名な大東文化大学に行きました。
本格的に書道で仕事ができたら、と考えはじめたのは大学生の頃です。
大学の卒業後にすぐに書家として活動を始められたのですか?
大学の卒業時には雑誌編集社で書に関わる仕事をしたいと思っていたのですが、両親の説得で1年間徳島に戻る事になり、県庁の臨時職員をしていました。
一年後にまた東京に戻ろうと考えていたのですが、弟が交通事故で亡くなったことがきっかけで、徳島に残る事を決めました。
それからは実家のレストランの手伝いなどをしながら書道展覧会への出品を続け、一年ほど前、書道教室を始めることとなりました。
それは大変な思いをされましたね・・・。
埜口さんは商業的な活動よりも、作家さんとしての活動が中心という印象がありますが、何か理由はありますか?
これからも作家としての活動を中心にやっていきたいです。
「商業書家」と名乗るのは、言ってしまえば誰でも自称できると思うので、一線を画したいとは思っていました。
ただ、弟が亡くなって10年経ってようやく、「二人分生きなければいけない。なんでもできることはやろう!」と思えるようになり、積極的に依頼を受けるようにしました。
今までやってきた作家活動を活かして、クライアントさんに喜んでいただけることはうれしいですね。
ファーストデザインで子育て・書道教室と受注制作を両立!
商業的な活動を始められたのはいつ頃ですか?
1年ほど前にファーストデザインさんに登録したのですが、それまではお知り合いから頼まれて看板やロゴなどを書く程度でした。
子供が2人いることもあり、あまり時間がとれないので、作品を持ち込んで営業、というようなことはしてきませんでした。
そのため、「自分のできる範囲で」と考えていたのですが、たまたま検索でファーストデザインさんを見つけ、これなら外出することもなく、子供が寝た後等の空いた時間を使って営業や制作ができると考えて登録しました。
今までにファーストデザインで6件ほどお仕事をされていて、お客様からも高評価をいただいています。
インターネット上での取引についてどのような感想をお持ちですか?
正直申し上げて、最初は顔が見えないお取り引きなので不安でした。
でも、実際にファーストデザインさんで受注させていただき、誠意をもってやり取りをするよう心がけていたら、あまりすれ違いなどは起こらなかったです。
お客様が指定する最終納期よりも早めに提案をして、コミュニケーションを深めることで、満足いただける書を納品できるよう心がけています。
お客様からも、作品のクオリティはもちろん、コミュニケーションの部分を特に評価いただいているようですね。
お子さんは現在おいくつですか?
長男が小学校1年生で、長女が4歳で保育園に通っています。
子育てに加えて書道教室もやってらっしゃるということで、お忙しいのではないですか?
実は、実家のレストランも手伝っているので、書道教室と子育てで毎日大変です。
特に土曜日は生徒さんが多く、レストランも不定休なのであまり子供を遊びに連れて行ったりということができていません。
今週末は仕事両方が休みなので、動物園の写生大会に連れて行くことができますが(笑)
でも、書の感覚を鈍らせないために、展覧会向けやご依頼のあったものの制作など、毎日必ず筆を持つということを心がけています。
ハードな毎日ですね!
今後は、どのような活動をしていきたいですか?
少し始めているのですが、ウェルカムボードや席札等のブライダルアイテムの制作をやっていきたいですね。
あとは、同じママさん切り絵作家と、コラボレーションを始めたので少しずつ広められたらと。また、愛読している育児雑誌さんのお手伝いができたらなと思っています。
益々活躍の場を広げられるといいですね!
本日はお忙しい所ありがとうございました!